協会について

理事長あいさつ

社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会
理事長 大矢 暹

15周年に感謝
ひとり一人を大切に 共に生きる

2021年は、特別養護老人ホーム淡路ふくろうの郷の開所15周年の節目に当たります。10月24日に挙行の記念式典には、洲本市長さま、県会議員のみなさま、ふくろうの郷の建設に心血そそいでいただいた聴覚障害者と関係団体のみなさまにもお越しいただきました。誠にありがとうございます。

このような日を迎えられましたのも、中川原ふれあいセンター共同運営の中川原連合町内会のみなさまをはじめ、洲本市や兵庫県など行政のご指導、そして聴覚障害者福祉関係団体のみなさまの力強い応援のおかげです。重ねて感謝とお礼を申し上げます。

淡路ふくろうの郷開所の意味、当法人創設の意義は、その理念としての「一人ひとりを大切にともに生きる」に凝縮されていると思います。
弱肉強食・競争と自己責任・共助など、深刻な貧困と排除、孤立社会に加え、我が国では、優生思想に基づく国民優生法や旧優生保護法が規定した「障害者=不良な存在」とする「障害観」が今なお根強く生き続けています。
阪神淡路大震災発生時、苦難の日々をただ耐えるだけでなく、法人と淡路ふくろうの郷の建設運動に邁進された聴覚障害者関係団体のみなさまは、国際障害者年と障害者権利条約制定の運動から大いに学ばれました。その学びが「一人ひとりを大切にともに生きる」との理念につながったのです。それは当法人や淡路ふくろうの郷、そして新たに建設された「神戸長田ふくろうの杜」などの存在理由や社会的使命そのものです。
この理念の実現へ、入居者・利用者一人ひとりの背負ってこられた貧困と孤立の人生を深く学び、より人間らしくより平等な暮らしづくりの実践に努めていきたいものです。
その実践を失敗も含め、ホームページ、ふくろう新聞やふくろう学びあい文庫などでの発信に努めてまいります。
社会の変動や、福祉制度の影響の中、法人の事業経営は、楽なものではありませんが、 ひとり一人の人としての尊厳と人権が大切にされる実践の積み上げに働き甲斐、生きがいを持ち、事業の継承・拡充に努めてまいります。
今後とも変わらぬご指導ご支援をお願いし、またみなさまのご健勝とご多幸を祈念し、ごあいさつといたします。