協会について

理事長あいさつ

社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会
理事長 小林 泉

理事長就任ご挨拶

平素より当法人の運営につきまして、ご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。

去る6月24日に開催されました理事会において、大矢 暹前理事長の後任として社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会の理事長を拝命いたしました小林 泉です。2007(平成19)年より理事として関わってきましたが、今回このような大役を仰せつかりまして、責任の重さに身の引き締まる思いです。
当法人は、2004(平成16)年に社会福祉法人認可を受けてから、来年で20年になります。社会福祉法人は社会福祉事業という公益性の高い事業を実施することを目的とした非営利法人であり、地域におけるさまざまな福祉課題や生活課題に主体的にかかわり、多方面の関係機関や関係者との連携や協働を図りながら、既存の制度では対応できない公益的な取り組みを担う役割が求められていると言われております。当法人は法人認可されて以来、「一人ひとりを大切に(人権) ともに生きる(共生)」という基本理念をもとに、さまざまな困難や課題を乗り越え、特別養護老人ホーム「淡路ふくろうの郷」、「中川原高齢者・障がい者地域ふれあいセンター」、「神戸長田ふくろうの杜」、「神戸平野ふくろうの樹」などの事業を設立し、展開していくことができました。

これもひとえに中川原連合町内会のみなさまをはじめ、洲本市や神戸市、兵庫県など行政のご指導、そして公益社団法人兵庫県聴覚障害者協会、兵庫手話問題研究会、兵庫県手話サークル連絡会などの関係者のみなさまのひとかたならぬご尽力の賜物であります。あらためて心より感謝とお礼を申し上げます。

わが国は旧優生保護法政策により「障害者=不良な存在」とする「優生思想」が現在でもまだまだ根強く残されています。この過ちを繰り返さないよう、当法人の基本理念を守りながら、入居者・利用者一人ひとりが背負ってこられた人生を学びながら、全ての人々が平等で人権を大切される社会になるよう働きかけなければなりません。

現在、物価高騰や社会保障費用の抑制、自己負担増など厳しい社会情勢ですが、今後とも当法人の持続的な発展と地域社会への貢献と活性化のために、役職員一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、理事長就任のごあいさつとさせていただきます。