おのころ屋社会福祉法人 ひょうご聴覚障害者福祉事業協会
おのころの家出張所「おのころ屋」の取組み
1.設立のきっかけ
おのころの家は、「就労継続支援(B型)事業」に移行し、その後、平成22年8月に兵庫県障害者就労訓練設備等整備事業による「障害者の通所援護事業を実施する事業所に対する補助事業」の申請を行った結果オーブン一式を頂くことが出来ました。しかし、当事業所にはスペースが無く保険所の許可が出なかったために、設置場所を探していました。市へ相談を持ちかけたところ、県が空き店舗の活用モデル事業計画を進めており申請をしないかと打診がありました。申請をしヒアリングの結果6月に決定の内示がありました。平成23年9月1日、指定変更によるおのころの家出張所「おのころ屋」の営業が許可され、利用者も3名の新規登録を確保して焼き菓子の製造販売を始めました。その後、長谷川福祉会やひょうご聴障ネットの助成事業による設備(大型の冷凍庫、ホイロ等)を購入し、12月1日に店舗オープンして店頭販売も開始しました。12月7日には日頃お世話になっている地域の方々、サークル、各関係者が集まり、開店お祝い会が開かれました。平成24年4月からは焼きパンの製造販売も始めました。
2.設立まで・設立後の流れ
平成22年 8月 兵庫県障害者就労訓練設備等整備事業による
「障害者の通所援護事業を実施する事業所に対する補助事業」
の申請(オーブン一式)
11月 県より補助事業の内示通知
平成23年 2月 洲本市より空き店舗を施設の出張所等として活用モデル事業
旧平野パン屋跡地(洲本市本町7丁目)の現地訪問
3月 県障害者就労訓練設備等整備事業補助金
(ベーカリーオーブン一式)納品
4月 県への空き店舗を施設の出張所として活用モデル事業計画書提出
5月 県障害支援課より店舗現地調査について訪問
6月 内示通知、店舗改修工事着手
8月 新規利用者に店舗現地見学
9月 指定変更によるおのころの家出張所「おのころ屋」の営業許可、
焼き菓子製造開始
12月 おのころ屋開店、開店お祝い会
毎日新聞より掲載
平成24年 4月 焼きパン製造販売開始
3.おのころ屋事業の目的・概要
目的:商店街の活性化に貢献します。市内の商店街で事業を始める事により障害を持つ人たちも、地域住民の理解と支援を受けながら働く場所を確保する。働く人たちが自覚を持ち、就労意欲が芽生え、なおかつ収入に結び付ける事を目的とします。
概要
1.内 容 :焼き菓子・パン製造店頭販売・移動販売(30ヶ所)
2.営業日 :月曜日~金曜日、土・日・祝祭日は随時(年末・年始・お盆は休み)
3.営業時間:9:00~18:00(利用者は、9:00~17:00)
カフェ「おのころ」営業:随時(第4土曜日 11:00~16:00)
場所は、中川原ふれあいセンターで営業しております。
4.製造者数:利用者:ろうあ者 3名、知的障害者1名、
身体障害者1名
職 員:職業指導員2名(常勤・非常勤)