池尻元理事長メッセージ社会福祉法人 ひょうご聴覚障害者福祉事業協会
【池尻重義 元理事長(初代)メッセージ】
法人設立と淡路ふくろうの郷の建設のために、ご尽力された故池尻重義初代理事長は、平成18年1月2日、淡路ふくろうの郷竣工を目前に急逝されました。
ご逝去直前に投稿されました (社)兵庫県聴覚障害者協会「ろうあ兵庫」2006年1月号記事を以下に掲載します。
平成18年のお正月は、聴覚障害者、手話通訳者、聴覚障害者を支援する多くの団体、市民にとって、歴史的なお正月となりました。
30年間、夢に見た私たち自身の手で築きあげる「淡路ふくろうの郷」があと少しで開所する、そして運営していくという、沸々と沸きあがる喜びを噛み締めています。
夫婦喧嘩までした醵金(きょきん)、不自由な身体に鞭打って出かけた募金運動、身の凍る冬も、酷暑の夏も、風の中も、雨の日も、ただただ「淡路ふくろうの郷」をめざした4年有余。皆で手をとりあって喜び合う日は間近です。明るい希望に満ちた新年を迎えることができ、万感胸に迫ってまいります。
「淡路ふくろうの郷」建設というこんな大きな大事業に燃え、成し遂げた結束力を生かし、もう一度「いのち」と「くらし」を守る運動に、持てる力をぶつけましょう。
年頭にあたり、皆さんのエネルギーに大きく期待すると同時に、私も決意を固めます。
<プロフィール> 1927年神戸市生まれ、57年県立神戸医科大学(現・神戸大学医学部)卒、 60年尼崎市杭瀬に医院を開業、 69年~「兵庫県保険医協会」理事、 83年~副理事長、 97年~理事長、 99年~顧問、 80年~「全国保険医団体連合会」常任幹事、 98年~参与、「核戦争を防止する兵庫県医師の会」代表、「兵庫障害者連絡協議会」会長、 95年10月~「聴覚障害者の完全参加と平等の実現をめざす会」会長、 04年09月~「社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会」理事長などを歴任。 |
■ (寄稿) 池尻 奥様より
「できるまでは倒れるわけにはいかんなあ・・・と」(PDFファイル)
■ (寄稿) 朝倉 宏様より
「達成の喜びと涙をともに 故池尻重義先生のこと」(PDFファイル)