Home » 神戸ろうあハウス デイサービスセンター

神戸ろうあハウス デイサービスセンター社会福祉法人 ひょうご聴覚障害者福祉事業協会 

兵庫デイ

兵庫デイサービス

 

 

ごあいさつ

 
 地域拠点型一般介護予防事業
神戸ろうあハウスデイサービスセンター
 統括責任者  眞 木 崇 江

楽しいときは笑顔で つらいときはつらさを持ちあう

一人ひとりが大切な自分だと実感できる

そんなデイサービスでありたい

 

 平成28年4月、「神戸ろうあハウスデイサービスセンター」は特定非営利活動法人神戸ろうあ協会より新たに社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会へ経営を移しました。運営に当たっては「共同作業所神戸ろうあハウス」と共に、神戸ろうあ協会などの参加を得た毎月第四水曜日の夕方からの運営協議の場で意見交換しながら共同して進めてまいります。

 神戸市内の介護保険制度によるデイサービス事業所が各地域にあるとはいえ、手話などの言語環境の配慮がなく高齢ろう者や難聴者は実質的に利用できない実態にあります。また、聴覚障害者の生活しづらさが介護認定調査項目に取り上げられてないことから、介護保険サービスもなかなか使えません。こうした中で、平成14年に神戸市の配慮で、引きこもり予防という趣旨で「神戸ろうあハウスデイサービスセンター」の事業が始まり、わたくしも当初から関わってまいりました。

 平成7年1月17日、阪神淡路大震災で未曾有の被害を受けた神戸では、その日から沢山の人が避難所生活を余儀なくされました。着のみ着のままでの避難所での生活が続く中、ろう者・難聴者は周囲とのコミュニケーションもない孤立した状況に長期間放置されました。

 誰かとお喋り(手話)したくとも、相手がいません。また、仮に、いたとしても稀有な目で見られる状態でした。そんな状況に我慢しきれなくなった一人の女性が、「遠慮なく手話で思う存分語れる場が欲しい」と言う訴えを神戸ろうあ協会に持って来られました。それがきっかけで直ぐに「お喋り会」が発足し、週に1回、ろう者が何の気兼ねもなく手話で語れる場ができました。やがて、「お喋り」するだけでは勿体ない、何か制度に繋いではと言うことで、平成14年6月、神戸市の老人福祉施策である委託事業「神戸市生きがい対応型(閉じこもり防止)デイサービス 神戸ろうあハウスデイサービスセンター」が兵庫区の神戸ろうあハウスをお借りしてスタートいたしました。現在はこの『兵庫デイサービス』に加えて『灘デイサービス』、『須磨デイサービス』の3ヶ所となっています。

 当初は神戸ろうあ協会が任意団体であったため、社団法人兵庫県聴覚障害者協会の事業でありましたが、平成20年、神戸ろうあ協会が特定非営利活動法人の認可を受けたことで、平成21年度より神戸ろうあ協会の事業となりました。・趣味活動やゲーム、お喋り、情報、知識学習などで1日を楽しく過ごす場(生きがい作り)・健康チェックを通して、自分の健康に気付き、関心を引き出す場(自己管理)・自分自身を発揮できる、また、気付かなかった新たな自分を発見する場(自己実現)を設立当初からの目的とし、手話を言語とする、見て分かる仲間の集う場所「居場所」作りをしてまいりました。

 利用者さんそれぞれが様々な人生を送って来られています。現在56名の登録利用者さんがいますが、そこにはまさしく56通りの人生があり。56通りの「山坂」があったのです。私たちスタッフは高齢である利用者さんに関わりながら、その一人一人の歩んでこられた「人生の道のり」を知り、まなび、思いを馳せていかねばならないと思っております。支援という立場ではありますが、学ばせていただくことの方がはるかに多い事は言うまでもありません。

 平成27年の介護保険制度の改定によって、介護保険利用が制限されていきます。生きがい対応型デイサービス事業も見直しされました。介護デイサービスもない神戸市内にあって、この事業の運営が維持充実でき、さらには安定して実施できる制度事業につないでいくことが、高齢ろう者や難聴者の安心の日々を支えます。

 神戸ろうあハウスデイサービスセンターの職員という立場と役目を与えていただいたことに感謝し、利用者さんと共に一日一日を喜びに変えていけるよう努めたいと思います。

 

 

◎経 緯

 平成7年  阪神淡路大震災をきっかけに「おしゃべり会」を立ち上げる
 平成13年  この「おしゃべり会」を制度に繋ぐことを検討開始
 平成14年6月  デイサービス事業(神戸市、生きがい対応(閉じこもり防止)デイサービス)を兵庫区でスタート
 平成17年10月  灘区にオープン
 平成18年10月

平成18年の介護保険の見直しを受けて、その10月、神戸市が介護予防事業(「運動機能の向上」「口腔機能の向上」「栄養改善」)を開始

ろうあハウスは10月に介護予防の「栄養改善」を、翌4月に「口腔機能の向上」を取り入れる

 平成18年10月  専門職(歯科衛生士、管理栄養士、看護師)を配置
 平成27年11月  須磨区にオープン
 平成28年4月1日  社福)ひょうご聴覚障害者福祉事業協会へ移行
 平成29年4月1日  神戸市生きがい対応型・介護予防型事業から、地域拠点型一般介護予防事業へ移行
   

 

 

◎目 的

*ADL(日常生活動作)、QOL(生活の質)の向上を計ると共に、自分らしくある場を提供する。

 

● 情報を持たない在宅ろうあ高齢者を引き出して、手話及び聴覚障害者の形態に合ったコミュニケーションを通して、生きがいの場を提供する。(生きがい作り)

● 健康チェックや介護予防プログラムなどを継続して、事前に病気や認知証、要介護の防止対策をすると共に、情報提供して自ら健康への関心を引き出す。(自己管理)

● 情報提供やお互いの情報交換、特技や趣味活動を通し一人一人が生きがいを感じ、また、新たな自己の発見ができる場を提供する。(自己実現)

 

◎今後の課題  

・ 利用者さんの高齢化

利用者さんの中には、既に介護保険のサービスを使っている人や、ぼつぼつ介護保険のサービスが必要な利用者さんが何人もおられます。一般の介護保険のデイサービスに行かれている人もいるのですが、一般介護保険のデイサービスに行ってもコミュニケーションが合わないのです。一日も早く、受け皿を考えねばならない状況です。

 

◎生きデイ廃止から総合事業へ

 

 平成29年度3月末で神戸市生きがい対応型デイサービスは一旦幕を閉じ、4月から総合事業の地域拠点型一般介護予防事業になりました。対象は65歳以上の全高齢者で、介護保険のサービスを利用している高齢者も体制さえ整えておれば受け入れも可能です。

 地域拠点ということで、新規登録の高齢者の皆さんは自分の家の近くのデイサービスに登録した上で、行くことになります。しかし聞こえない高齢者は神戸ろうあハウスデイサービスの3ヶ所の中からご自分の希望のデイサービスに登録できます。また、登録も担当の地域包括支援(あんしんすこやか)センターへ行かなくても、直接デイサービスで登録できるようになりました。

 「健康寿命」を伸ばすこと、聞こえない人にとって、それは「手話でお喋り」でき、仲間と笑い語り合えることが何よりもだと思います。

 

 


過去の記事(月別)

理事長コラム新着記事

アクセスカウンター

Sponsored by

 当ホームページ各サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載、無断使用を禁止します。 全ての著作権は当協会に帰属します。
Copyright(c) 2016 社会福祉法人 ひょうご聴覚障害者福祉事業協会 All Rights Reserved.